2、回答してみよう!
3、「より深くやろう!」
「より深く?」
「そう、より一層深く、さながらマントルの下が如く」
「何ですかそれ、学があるのをひけらかしてるんですか。このド低脳が」
「リア厨に言われたくはない。より深くやる、というのは前回の『会話をしよう!』の発展バージョンだ」
「会話をしようの発展? 前回やっただけじゃ不足なんですか?」
「不足ではないけど、あれはあくまでも最低限の行動。今度はもっと深く、より深く」
「へー、3へぇ。具体的には何をしたらいいんですか?」
「へぇ低っ! 正確には、寸評とか、回答する上での発言の仕方さ」
「寸評ってなんですか?」
「寸評っていうのは、解説が出た後、皆でその問題の良かった所、悪かった所を上げるのさ」
「そんな事いちいちするんですか?」
「うん、これは結構重要な意味を持っている。寸評で出題者は成長するし、意見の交換は良問の元になるのだよ」
「へぇ〜。どうやってするんですか? 寸評って」
「そうだね。まず、解説が貼られるのを待とう。解説を見ないで寸評をするのはいただけないかな」
「ふむふむ、それで?」
「そしたら、問題と、解説と、それまでの流れをよーく見るのだ」
「なるほど」
「そこまで見て、ようやく寸評開始。ヒントの出し方や、矛盾は無いか。果ては対応の仕方まで対象になる」
「そしたらいつ、何をすればいいんですか?」
「まず出題者の人に乙を言ってあげると同時に言うのがいいね。それなら出題者の人も見逃さないだろうから」
「ふむ。じゃあ何を言えばいいんですか?」
「そうだね… まずは良かった所を上げよう。『テンポが良かった』『奥が深くてイイ』などなど… 誉める所から始めるといいかな」
「から始める、って事は最終的には?」
「次は、相手の悪い所を指摘しよう。『タイピング遅杉』『なんだか解りにくい』などなど… 不満点があったらぶつけよう!」
「でも、そしたら相手の人だって気を悪くしますよ」
「指摘をされて、気を悪くするんじゃ青いんだよ。青い。 指摘されるが故に、成長もあるのさ」
「なるほど、じゃあ思ったことは全てぶつければいいんですね」
「いや、そういうわけじゃないよ。しっかりと、寸評という討論の形を成すように。後は、自分で言ったくせにその問題を投げっぱなしにしないようにね」
「なるほど、中々奥が深い物なんですね」
「うん。寸評は、一歩間違えれば批判に変わる諸刃の剣。危険極まりない物なんだ」
「じゃあやらなきゃいいじゃないですか」
「ばか者。傷つく事を恐れては、男は戦士になれないのだ。出題者の人だって批評上等な気持ちで臨んでいるんだから」
「出題者さんの気持ち?」
「うん。正確には出題しようの項で触れるけど、出題者には真摯な気持ちが要求されるんだよ。だからこっちも… ね?」
「うーん。回答者ってそんなに礼儀が必要なんですか?」
「そりゃあ必要だよ。よし、じゃあ次は、回答者の礼儀についてやるよ!」
「えー礼儀〜。メンド」
「はい、しゃんとする! より深くウミガメを楽しむために!!」
「はーい…」
次へ進む。