3、問題を作ろう!
1、「ネタを探そう」
「さぁお待ちかね! 全国一千万の少年少女があこがれるイベントさ!」
「初体験ですか?」
「な、お前、馬鹿、そういう… アレは止めなさい」
「…プゲラッチョリー これだから毒男は」
「よし、いいだろう。笑うがいい。俺をチェリーと」
「アハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハハ」
「…帰りたくなってきた」
「まぁまぁ。で、今回の表題はネタを探そうなんですね」
「うむ。問題作りの道は、まずネタ探しから」
「でも、ネタなんてドウ探せばいいんですか? 古今東西の漫画家が困っているというのに」
「そうだね。でも結構簡単に探せるもんなんだよ」
「どうやってやればいいんですか?」
「例えば、街中を歩くとき、ボーっと考えるだけでもネタとは浮かんでくる物なのさ」
「…そういう物なんですか?」
「そう、問題作りは『思いつきで作られる物』『努力で作られる物』にわけられるのさ」
「へぇー。じゃあまず思いつきとやらは?」
「よし、思いつき系、というのはそれこそズバリ。インスピレーションで思いつくものだ」
「…」
「突如ウミガメ神が、我らが出題者に天啓をもたらしてくれる。元は、過去の体験が主になるんだね」
「過去の体験?」
「うん。昔読んだ本、何気ない誰かの一言、ちょっとした小噺。それら全てがある日ぽわっとネタになる」
「素人でも出来るんですか、そんなこと」
「うーん。どうだろうなぁ。これはやっぱり慣れてからやったほうがいいかな。たぶん思いつかない人が多いと思うよ」
「なるほど」
「それに、思いつきと入っても、そこから練るのを忘れちゃいけないんだ。詳しくは次以降で言うけどね」
「わかりました〜。じゃあ努力で作る、というのはなんなんですか?」
「それはね。まず、ネタを頑張って探すのさ」
「探す!?」
「ああ、資料、物語、小説、文庫本… それらをひっくり返し、使えるネタを死に物狂いで探す!!」
「ひええええ…」
「そして、練る、練る、練る!!!! これが辛い。やめたくなる。ああ、もう水を飲んでもいいじゃねぇか…」
「…ボクサー?」
「という風に、問題は作るんだ。今回はネタ探しがテーマでした」
「なるほど。つまりネタは『突然思いつくもの』であると同時に、『頑張って探す物』でもあるという事ですね」
「そう、ウミガメはまずネタ探しから始まるのさ!」
「はーい」
「じゃあ次は、問題の作り方だね。何回かにわけてやってくからね! 頑張ってこー!」
「がんばりまーす!」